自作パソコンの地位確立
自作パソコンの歴史は、まだ「マイコン」と呼ばれていた1970年代にまで遡ります。この時代に販売されていたパソコンは、汎用部品と呼ばれる電子部品で回路が構成されていたので、その気になれば個人でも自作できたのです。そして、自作パソコンが本当の意味で脚光を浴びたのが1990年代のDOS/V機の登場によってです。DOS/V機は、当時日本で最大のシェアを誇っていたPC-9800シリーズへのアンチテーゼとして「安さ」を前面に出した宣伝で勢力を拡大していきました。DOS/V機の普及の過程で、自作パソコンが見直され「市販品よりも安い価格で充分な性能を持つパソコンの入手法」として定着していきます。そして、1995年に発売した「Windows95」の爆発的な普及によって一気に市民権を獲得していくことになります。
自作パソコンの楽しみ
パソコンを自作することの最大の魅力は、「市販品では実現できない性能を持つパソコンを作る」ことであると言えます。市販品は、量産性と利益率を考えた上での性能と価格設定を行わなければならないのです。第二の楽しみは「様々なパーツを試すこと」です。自作パソコンは、使用したパーツによって性能が大きく変化します。そういった相性を自分なりに探すのも魅力の一つです。
自作パソコンのためのパーツとは?
パソコンの自作において、最低限でも必要なパーツというものが存在します。組み上げる時に揃えておかないと、動作確認が出来ないのです。ここでは、そういった最低限必要なパーツなどを紹介していきます。



ビデオカードは、モニターに映像を出力する機能を担当するパーツです。用途に合わせたビデオカードの選び方を中心に解説していきます。




DVDドライブは、オペレーションシステムなどのソフトをインストールする上で必要なパーツです。DVDドライブの選び方などを解説します。



自作パソコンは必要最低限のパーツだけでは基本的な構成を抑えているに過ぎません。更に機能を拡張するために必要なパーツを紹介していきます。

